2009年12月04日
特集フェリー業界に声援を~第五回 阪九フェリー~

バラスト要員です。
ご愛顧いただいておりますこの企画、間もなく終了します。
まだいくつか紹介できそうなのですが、私自身の都合上早期打ち切りを
させていただくこととなりました。
代わりといたしましては何度も言っておりますが、副部長にバトンタッチをしますので、
そちらの方も閲覧くださいますようお願い致します。
さて、今回は「フェリー業界に声援を~第五回 阪九フェリーさん~」ということで・・・
もうすぐ冬休み、帰省シーズンに突入です。
このシーズンに合わせて私も急ピッチでこのフェリーを紹介する企画を行っております。
故郷への帰省、行楽地へのお出かけはぜひ「フェリー」で!
阪九フェリーさんは神戸・大阪泉大津と福岡県北九州新門司を結ぶ瀬戸内海長距離フェリーです。
この阪九フェリーさん・・・
「日本初の長距離フェリー航路」です。
つまり老舗です。
私自身、昨年の10月31日、今年の3月13日、8月1日、8月3日とこの一年ほどで四回ほど乗船しております。
良く利用します。
今回は昨年10月31日、下関から大分まで寝台特急富士号に乗車するために乗船したときの写真を用いて
この航路の見どころをご紹介します。
※一部今年の夏に乗船した際の写真も使用しております。
長くなりますが、お時間の許します限りご覧ください。

神戸港での阪九フェリーさんの「やまと」、これから北九州新門司港まで約12時間の船旅がはじまります。
乗船します。
今回乗船したのは1人用個室でこの会社の素晴らしい目玉船室である「二等指定A」です。

通路を通って・・・
到着!

洗面台、テレビ付きの個室です。
学生割引でお安く乗れてもう言うことなしです!
私は出港時は必ず甲板で見ています。
ここで航海士、甲板員さんの作業などを見てこの学校に来たわけです。

出港前・・・
夜の神戸港(六甲)の景色です。
きれいです!
六甲アイランドフェリーターミナルは私にとってはもうなじみ深すぎる港です。
ここに来るといつもはしゃいでしまいます。。。
間もなく出港です、エンジン音がしてきました。

船内に戻ります。
このような豪華な内装が迎えてくれます。

ここは大浴場です。

大浴場は・・・
フェリーの旅だからこその楽しみです。
車で高速道路を走ると、どこかで降りて銭湯などに行かないとお風呂には入れませんが
フェリーは移動しながら、ゆっくりとお風呂に入ることができます。
私自身もフェリーでの「入浴」は大好きです。
ですがご飯の後に入浴と決めています。
レストランをのぞいてみましょう。
本校での調理教育を担当されているM先生風に言いますと・・・
「みてみて~めっちゃうまそう~」
です。

阪九フェリーさんレストランのお勧めメニュー
「ホルモン鉄板焼き」です。
この一年で四回乗船しておりますがそのうち三回は食べています。
乗船の度に私はこれを食べるのが楽しみです。
(そのうち一回は満席で私がレストランに行ったころにはホルモンは売り切れでした・・・
代わりにさらに奮発してステーキを食べました)
味は・・・
「みてみて~めっちゃうまそう!」の言葉通り
「めっちゃうまいです」(私は関西人)
阪九フェリーさんのレストランはカフェテリア方式で好きな
商品をとって清算する方式です。
私は偉そうなこと言える立場ではなく、一人の乗船者として申しますと、
いくつかのフェリー会社に乗船してきましたが、
阪九フェリーさんのレストランは非常に素晴らしいです。
味はもちろんのこと、朝はレストランで焼き上げたパン、パイシューなどの販売があり、
瀬戸内海航路は早朝入港の航路が多いので、船内での朝食は少し・・・
と言う人も多いのですがレストランで焼き上げたパン、デザートなどの販売も
豊富で私が乗船するとき結構品薄になっています。
まだ私は食べたことがないので、次は食べようと思います。
お腹がいっぱいになって、お風呂にも入ったので眠ります・・・
明朝の入港まで、まったく揺れない快適な瀬戸内海の船旅を楽しみます。
時々心地よい振動がきます。
それを子守歌代わりにしていると・・・

早いもので北九州新門司港内に入りました・・・
神戸からの長旅も間もなく終わりです。

定刻通りに北九州新門司港へ入港しました。
下船する前に、スターボード側(右舷側)を見てみると、
先に入港した泉大津からの僚船「フェリーすおう」がいました。
「フェリーすおう」は以前は神戸ー新門司航路にいましたが、
現在では泉大津から新門司航路へシフトしています。

三度の飯よりフェリーの旅が好きな私にとって「下船」ほどつらいものはありません・・・
が仕方ありません。
下船です・・・
最後に・・・

新門司港に入港した「やまと」の写真です。
この日の夕方には車、お客さんを乗せて神戸へと出港します。
現在阪九フェリーさんでは「やまと」「つくし」「フェリーすおう」「フェリーせっつ」の四隻が
運行されています。
「やまと」「つくし」は新しい船です。
「フェリーすおう」「フェリーせっつ」は非常に大きな船です。
この航路の見どころは橋です。
「明石海峡大橋」「瀬戸大橋」「来島大橋」の下を通ります。
デッキで見学される方も多いです。
瀬戸内海航路は先ほども書きましたがまったく揺れません。
揺れるのは運が悪く台風が来た時などぐらいではないでしょうか・・・・?
私は瀬戸内海航路で酔った覚えがありません。
※台風が去った後の太平洋側の航路では酔ったこともありますが・・・
なので気軽に船旅が楽しめます。
新門司あたりも私は大好きでそのことは今度ゆっくりと書いていきたいと思います。
10月だったと思いますが阪九フェリーさんは減便を行いました。
「ニューあかし」「ニューながと」という二隻の船が減便となりました。
高速道路ETC車休日千円割引、昨年のリーマンショックを発端とする
世界的な不況、また新型インフルエンザの流行で旅客の減少などを受けて
やむを得ず減便という形になりました。
8月3日に新門司→神戸で乗船した際に撮影した「ニューあかし」。

私が中学三年生の時の夏、今から四年ほど前の話。
「航海士」という仕事を紹介するテレビ番組があり、
阪九フェリーさんの「ニューながと」に三等航海士として乗船されている方の
仕事の様子が放送されました。
DVDに録画してDVDが擦り切れるまで何回も見た覚えがあります。
その「ニューながと」の航海士さんの様子を見て、フェリーの航海士への憧れを
さらに加速させました・・・
実は私も練習船乗船前にどこかのフェリーに乗ろうと考えているのですが
その第一候補が「ニューながと」「ニューあかし」でした。
乗る計画を立ててはいましたが、減便に伴い白紙となりました。
大変ショックではありますが、航路維持のための処置です。
長距離カーフェリー航路の老舗である阪九フェリーさんの苦境を見ていますと、
いかに今フェリー業界が置かれている状況が厳しいものかわかっていただけるかとは思います。
私もこの減便のニュースを聞いたときはショックでした。
この特集記事を私は企画しましたが、これをスタートさせようと思ったきっかけは
阪九フェリーさんの減便のニュースを受けてです。
何とかたくさんの人に知ってもらいたいと思って始めました。
暗いニュースは書きたくありませんが、フェリー業界のことを
もっともっと知ってもらおうと思い書きました。
特集フェリー業界に声援をもとうとう副部長にバトンタッチするときが近づきつつあります。
が近日、昨年と今年の夏に阪九フェリーさんに乗船して一人旅をしたときの様子を
番外編で書きたいと思います。
もちろん私バラスト要員の書く文章なのでかなり長いこと、あらかじめ
ご了承ください。
ということで第五回、瀬戸内海の快適な船旅、阪九フェリーさんでした。
今回紹介させていただきました阪九フェリーさんのHPは
http://www.han9f.co.jp/
です。
※内容には十分に気を付けておりますがもし
不備などございましたらご一報ください。
from バラスト要員
The End.
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Posted by おりどポートラジオ at 19:32│Comments(0)
│優弥のひとりごとコラム