2010年05月18日
航路案内「備讃瀬戸航路編」
明日が知識テストだというのに、いっこうに眠くならないので久しぶりにおりラジを気合い入れて更新しますね。
これで赤点取ったらわし泣くぞ。
小豆島・内海湾を発った銀河丸は、瀬戸内海を抜けて下関にたどり着きました。
ここに来るまでの間、先日も書きましたが船舶交通の難所をいくつも航過してきたので今日はその時の写真を載せます。
清水をはじめとする海技教育関係の方々必見ですね(笑)
普段なら我々実習生は航海中にはワッチが科せられますが、せっかくの機会なので今回はスタンバイを除きすべて航路見学というスタイルで教官方が事細かく解説してくれました。
こんな機会二度とないかも。。
まずは備讃瀬戸東航路の開始地点、地蔵埼灯台です。

おや、なんか後ろに怪しげなオレンジ色のボートと、その背後にやたらでっかいタンカーが。

近くにいる漁船に近づき、スピーカーで「すいませーん、巨大船が接近しています、ご協力おねがいしまーす!」と捲し立てています。
実は、背後にいるタンカーは全長200mを超える「巨大船」なため操船が難しく、航路を通航する際は優先権があると法律で定められているので、前方をゆくエスコートボート(通称:どけどけボート)が付近の漁船にお伺いを立てているのです。

こいのぼりの先端にあるような紅白の吹き流しが目印。
ちなみに、200mを超えない銀河丸に対しては漁船のほうが優先権があるので、たとえ航路の中央だろうが何だろうがこっちが避けなければなりません。。
いやー、しかしでかいなぁ。

これは男木島灯台です。
この灯台を正横に見た時点から対水速力12ノット以下の制限速度が科せられます。
(違反したらマーチスにVHF無線で呼び出され、ごっつ怒られます。)

備讃瀬戸中央4号灯浮標。
いわゆる安全水域標識ですね。
なんか赤玉の下あたりに管のようなものが四方八方に伸びていますが、これは当て逃げ防止用なんだとか。
もしこれにぶつけたらオレンジ色の塗料が噴射され、すぐに犯人がバレる仕組み。
コンビニのカラーボールみたいなもんですね。

この付近に多いこませ網漁法です。
潮流に向かってV字型に網を広げ、流れてきた魚を捕獲します。
背後に見えるは瀬戸大橋。

瀬戸大橋のケーソンに、「S」の文字が。
三ツ子島管制信号所が電光掲示板で、接続する水島航路からもうすぐ南に向かう船がくるから、全長70m以上の水島航路を北に向かう船舶は待避してくれという意味。
備讃瀬戸航路に接続する水島航路は狭い航路なので、場合によればこうやって信号を出さなければなりません。
詳しくは高松海上保安部のHPまで。

与島にある鍋島灯台と電光掲示板。
こちらの電光掲示板には「VHF16ch・見張励行」の文字が1文字ずつ出されていました。今は特に伝えることはないんでしょう。

瀬戸大橋通過。
クリアランスは65mあるのでまったく問題なしです。

牛島灯台を航過。
対水速力12ノット制限はここまでです。
補助ブロアー故障のためちょうど12ノットぐらいが出せない銀河丸も、ここからはターボチャージャー回してぐんぐん加速します。

備讃瀬戸南航路と北航路の間にある障害物「波節岩」。
夜間ぶつけたらまずいので、ご丁寧にレーダービーコンつきでレーダーにも映ります。

備讃瀬戸航路の終点、二面島。
ここからまたしばらく広い水域です。

もうすぐ巡検なので、今日のところはここまで。
これで赤点取ったらわし泣くぞ。
小豆島・内海湾を発った銀河丸は、瀬戸内海を抜けて下関にたどり着きました。
ここに来るまでの間、先日も書きましたが船舶交通の難所をいくつも航過してきたので今日はその時の写真を載せます。
清水をはじめとする海技教育関係の方々必見ですね(笑)
普段なら我々実習生は航海中にはワッチが科せられますが、せっかくの機会なので今回はスタンバイを除きすべて航路見学というスタイルで教官方が事細かく解説してくれました。
こんな機会二度とないかも。。
まずは備讃瀬戸東航路の開始地点、地蔵埼灯台です。
おや、なんか後ろに怪しげなオレンジ色のボートと、その背後にやたらでっかいタンカーが。
近くにいる漁船に近づき、スピーカーで「すいませーん、巨大船が接近しています、ご協力おねがいしまーす!」と捲し立てています。
実は、背後にいるタンカーは全長200mを超える「巨大船」なため操船が難しく、航路を通航する際は優先権があると法律で定められているので、前方をゆくエスコートボート(通称:どけどけボート)が付近の漁船にお伺いを立てているのです。
こいのぼりの先端にあるような紅白の吹き流しが目印。
ちなみに、200mを超えない銀河丸に対しては漁船のほうが優先権があるので、たとえ航路の中央だろうが何だろうがこっちが避けなければなりません。。
いやー、しかしでかいなぁ。
これは男木島灯台です。
この灯台を正横に見た時点から対水速力12ノット以下の制限速度が科せられます。
(違反したらマーチスにVHF無線で呼び出され、ごっつ怒られます。)
備讃瀬戸中央4号灯浮標。
いわゆる安全水域標識ですね。
なんか赤玉の下あたりに管のようなものが四方八方に伸びていますが、これは当て逃げ防止用なんだとか。
もしこれにぶつけたらオレンジ色の塗料が噴射され、すぐに犯人がバレる仕組み。
コンビニのカラーボールみたいなもんですね。
この付近に多いこませ網漁法です。
潮流に向かってV字型に網を広げ、流れてきた魚を捕獲します。
背後に見えるは瀬戸大橋。
瀬戸大橋のケーソンに、「S」の文字が。
三ツ子島管制信号所が電光掲示板で、接続する水島航路からもうすぐ南に向かう船がくるから、全長70m以上の水島航路を北に向かう船舶は待避してくれという意味。
備讃瀬戸航路に接続する水島航路は狭い航路なので、場合によればこうやって信号を出さなければなりません。
詳しくは高松海上保安部のHPまで。
与島にある鍋島灯台と電光掲示板。
こちらの電光掲示板には「VHF16ch・見張励行」の文字が1文字ずつ出されていました。今は特に伝えることはないんでしょう。
瀬戸大橋通過。
クリアランスは65mあるのでまったく問題なしです。
牛島灯台を航過。
対水速力12ノット制限はここまでです。
補助ブロアー故障のためちょうど12ノットぐらいが出せない銀河丸も、ここからはターボチャージャー回してぐんぐん加速します。
備讃瀬戸南航路と北航路の間にある障害物「波節岩」。
夜間ぶつけたらまずいので、ご丁寧にレーダービーコンつきでレーダーにも映ります。
備讃瀬戸航路の終点、二面島。
ここからまたしばらく広い水域です。
もうすぐ巡検なので、今日のところはここまで。
Posted by おりどポートラジオ at 19:38│Comments(2)
│練習船実習
この記事へのコメント
試験前だと言うのにご苦労様です。大変勉強になりました。前に、変な船長の船が衝突事故を起こした場所だと思うんですが………船の銀座通りみたいな…とかテレビで言ってたような気がしますが……内航船に就職を希望している人達には、たまらない場所だったでしょうね(≧▼≦) 明日から天気がくずれるようですが、楽しんで来て下さい。
Posted by マオママ at 2010年05月18日 22:52
試験前日にお疲れ様です!
明日の試験頑張って下さいね☆
試験が終われば待ちに待った?上陸なんですかね?
明日の試験を乗り切って,楽しく上陸してくださいね☆
試験応援してます(*^ω^*)
明日の試験頑張って下さいね☆
試験が終われば待ちに待った?上陸なんですかね?
明日の試験を乗り切って,楽しく上陸してくださいね☆
試験応援してます(*^ω^*)
Posted by くま at 2010年05月19日 01:44