2010年06月16日
真空ポンプの謎
下船中というのは、やはりネタ切れになっちゃいますね(笑)
そんなわけで、銀河丸の機関室内の写真を使って
ちょっと問題を作ってみました!(今回は学生向けですな)
この写真は、もうお馴染みの No.1主海水ポンプ ですね。

よく見ると・・・

和地教官の授業でもかなり頭を悩ませてくれました!
「真空ポンプ」付きです(構造がナッシュポンプかどうかは不明)
因みにモーター回転軸との接続部はこんな感じです。

さて・・・
「遠心ポンプに真空ポンプが付いていて、何がおかしい」と言われる貴方!
他の No.2主海水ポンプ、No.3主海水ポンプ
写真がないのでよ~く思い出して下さい。(前の写真でわずかに見えるかな?)
実はこの2機には付いてないんですよ!
No1主海水ポンプには付いている
真空ポンプが付いていないんです!
いや~不思議ですねぇ
えっ!? ちっとも不思議じゃない?
しかもそんなことはどうだっていい?
そういう意見が大半なのは百も承知ですが・・・
まぁまぁ、少し考えてみて下さい。
他の海水ポンプには付いていないのに
何故、No.1主海水ポンプだけ「真空ポンプ」が付いているのか!?
答え待ってます!
別に正解しても特に何も出ませんが・・・
知っていれば、いざというときに助かる可能性は増えるかも!(これヒント)
解答ですが、
当ブログの名誉顧問が模範解答を書き込みして下さる筈なので、しばらくお待ちください。
そんなわけで、銀河丸の機関室内の写真を使って
ちょっと問題を作ってみました!(今回は学生向けですな)
この写真は、もうお馴染みの No.1主海水ポンプ ですね。
よく見ると・・・
和地教官の授業でもかなり頭を悩ませてくれました!
「真空ポンプ」付きです(構造がナッシュポンプかどうかは不明)
因みにモーター回転軸との接続部はこんな感じです。
さて・・・
「遠心ポンプに真空ポンプが付いていて、何がおかしい」と言われる貴方!
他の No.2主海水ポンプ、No.3主海水ポンプ
写真がないのでよ~く思い出して下さい。(前の写真でわずかに見えるかな?)
実はこの2機には付いてないんですよ!
No1主海水ポンプには付いている
真空ポンプが付いていないんです!
いや~不思議ですねぇ
えっ!? ちっとも不思議じゃない?
しかもそんなことはどうだっていい?
そういう意見が大半なのは百も承知ですが・・・
まぁまぁ、少し考えてみて下さい。
他の海水ポンプには付いていないのに
何故、No.1主海水ポンプだけ「真空ポンプ」が付いているのか!?
答え待ってます!
別に正解しても特に何も出ませんが・・・
知っていれば、いざというときに助かる可能性は増えるかも!(これヒント)
解答ですが、
当ブログの名誉顧問が模範解答を書き込みして下さる筈なので、しばらくお待ちください。
Posted by おりどポートラジオ at 09:48│Comments(4)
│練習船実習
この記事へのコメント
チラシの作成待ってます!!
Posted by かいの at 2010年06月16日 20:04
>部長
①ラインの作り方次第で、No.2やNo.3にも封水できるから?
②そもそも使用機はオーバーラップで切り替えるので真空P'Pが必要な場面は少なく、必要な場面では必ずNo.1を使う?
>顧問
いい求人待ってます♥
①ラインの作り方次第で、No.2やNo.3にも封水できるから?
②そもそも使用機はオーバーラップで切り替えるので真空P'Pが必要な場面は少なく、必要な場面では必ずNo.1を使う?
>顧問
いい求人待ってます♥
Posted by やすお(副部長) at 2010年06月16日 23:56
To 顧問
その辺はやすおに頼んで下さい・・・
やはり機関ネタはあんまり反応ないので
早いとこ模範解答お願いします!
To やすお
残念なお知らせです。
因みに通常の用途で使っている限り
この海水系統に空気が入り込むことはないので
配管内のエア抜きさえ出来ていれば
(シーチェストや清水クーラーのストレーナ掃除の際とか・・・)
本来は呼び水装置も真空ポンプも必要ないのでしょう!
それならどんな時に真空ポンプが必要になるのだろうか?
その辺はやすおに頼んで下さい・・・
やはり機関ネタはあんまり反応ないので
早いとこ模範解答お願いします!
To やすお
残念なお知らせです。
因みに通常の用途で使っている限り
この海水系統に空気が入り込むことはないので
配管内のエア抜きさえ出来ていれば
(シーチェストや清水クーラーのストレーナ掃除の際とか・・・)
本来は呼び水装置も真空ポンプも必要ないのでしょう!
それならどんな時に真空ポンプが必要になるのだろうか?
Posted by 雇われ部長 at 2010年06月17日 13:48
どうも当ブログの顧問はお忙しい様子・・・
仕方ありません・・・
模範解答といえるかどうかわかりませんが、
興味のある人だけ読んでみて下さい。
以前教官に聞いたら、確かこんな答えが返ってきたような。。。
ポイントは、主冷却海水ポンプにもう一つ大事な役割があることに気付くかどうか!
それは、銀河丸のビルジ系統は
共通ビルジ・直接ビルジ・危急ビルジの3系統に分かれていて、
そのうちの危急ビルジに使用するポンプが
No.1主冷却海水ポンプだということです。
ここまでわかればあとは簡単ですね!
事故発生! 海水が機関室に浸水! となった時、
船内に浸入した大量の海水を船外に排出する為に
No.1主冷却海水ポンプのラインを危急ビルジラインに切り替えました
(たぶんバルブをいくつか開け閉めするだけだと思います)
しかし船底に溜まってきた海水はもちろんポンプより低い位置にあります。
(そうでないと、ポンプは水没していることになっちゃいます)
もちろん吸い込み口の方は、ちゃんと海水に浸かってますが、
これが何を意味するのかというと・・・
実は船底に溜まっている海水面とポンプの間の配管内は空気で満たされているのです!
これでは海水をポンプで送りだせません!
でも、こんな緊急事態に呼び水なんてしている暇は無いぞ~
はい、もうおわかりですね。
「真空ポンプ、ついててよかった~」
ってことになるのです!
因みに他のビルジポンプも見てみましたが、
ちゃんと真空ポンプがついていましたよ!
仕方ありません・・・
模範解答といえるかどうかわかりませんが、
興味のある人だけ読んでみて下さい。
以前教官に聞いたら、確かこんな答えが返ってきたような。。。
ポイントは、主冷却海水ポンプにもう一つ大事な役割があることに気付くかどうか!
それは、銀河丸のビルジ系統は
共通ビルジ・直接ビルジ・危急ビルジの3系統に分かれていて、
そのうちの危急ビルジに使用するポンプが
No.1主冷却海水ポンプだということです。
ここまでわかればあとは簡単ですね!
事故発生! 海水が機関室に浸水! となった時、
船内に浸入した大量の海水を船外に排出する為に
No.1主冷却海水ポンプのラインを危急ビルジラインに切り替えました
(たぶんバルブをいくつか開け閉めするだけだと思います)
しかし船底に溜まってきた海水はもちろんポンプより低い位置にあります。
(そうでないと、ポンプは水没していることになっちゃいます)
もちろん吸い込み口の方は、ちゃんと海水に浸かってますが、
これが何を意味するのかというと・・・
実は船底に溜まっている海水面とポンプの間の配管内は空気で満たされているのです!
これでは海水をポンプで送りだせません!
でも、こんな緊急事態に呼び水なんてしている暇は無いぞ~
はい、もうおわかりですね。
「真空ポンプ、ついててよかった~」
ってことになるのです!
因みに他のビルジポンプも見てみましたが、
ちゃんと真空ポンプがついていましたよ!
Posted by 雇われ部長 at 2010年06月18日 23:42