帆船日本丸は、本日12時に鹿児島・錦江湾仮泊地に到着しました。

和歌浦からの道のりは決して平穏な物ではなく、途中で特に昨日は土佐湾沖で黒潮の逆潮＋向かい風（受風面積が大きい帆船にとって向かい風は結構キビしい）には相当やられました。
対水速力10ノットのところ対地速力わずか6ノットほど。
強風のため中止になった午後の操帆訓練の分の3時間と時間調整分の1時間を食いつぶしても足る物ではなく、予定より4時間ほど遅れての到着となりました。

大幅な遅れが確実になった後は機関室では両舷機をほぼ性能いっぱいの210rpm（プロペラ回転数）まで回し、ヤードを風の影響が少ないようにいっぱいまで切り、さらには黒潮を避けるルートに変更した上で対地速力も10ノット代を回復、まさに「鬼神の追い上げ」でした。
機関排気温は400度近くまで上がり、当直していた者たちにとって地獄だったわけですが（笑）

最新鋭の銀河丸の広々とした機関室が恋しいです

この暑さを如何にして乗り切ろうか・・・？
このままじゃ、機関室見回りも軸室→後部機械室のヘビーローテーションになる予感。。

明日は鹿児島港に入港です。


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