2009年11月19日

かざはや機関室の不思議。

船にとって「時計」という航海計器は非常に大切なものです。

よく鈴木先生が言われるように、船員にとって5分前精神は基本だし、たとえば航海3級を勉強されている方なら分かると思いますが「船用基準時計」とかいって天測の基準にしたり、はたまたログブックに書く時刻にしたり非常に正確で緻密に作られています。

船によっては、船橋に1つ基準になるマスターウォッチがあり、そこから各部屋の時計に繋がっていて船内は常に同じ時刻で保たれるようになってたりします。

今日はそんな船の時計を代表して、かざはやの時計をご紹介しましょう。

かざはや機関室の不思議。

さすがは船用。
見た目は結構しっかりしてて、100均にあるような壁掛け時計とはオーラが違います。


さて、中身を・・・。


かざはや機関室の不思議。




えっ?




かざはや機関室の不思議。





えっ?




結論:何事も見た目に騙されるべからず。


お粗末様でした。

機関室には、非常用脱出口が備えられています。
万が一機関室で浸水や火災があった場合は構造上脱出不可能になってしまうので、天井に側溝のフタみたいな外せる格子枠がはまっており、それを外せば上層のブリッジに出ることが出来ます。
ブリッジから下の機関制御室を覗けばこんな感じ。

かざはや機関室の不思議。

たまにこの格子の上に乗る「不届き者」もいます・・・。↓

かざはや機関室の不思議。

そういう者がいると、ついつい棒のようなモノを探して下から攻撃したくなるのは私だけでしょうか。

かざはや機関室の不思議。


閑話休題。

Cクラスも今日でかざはや実習はおしまい。
今思えば、何が何だか分からなかった最初の頃に比べて自分も仲間もかなりスキルが上がったと思います。
たとえ時計は安物だとはいえ自分たちを育ててくれたマザーシップ「かざはや」に今一度感謝したいです。

ありがとうございました。

かざはや機関室の不思議。


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Posted by おりどポートラジオ at 23:34│Comments(1)かざはや・海上実習
この記事へのコメント
そういえばさ、

かすかな記憶だから確かじゃないけど、

かざはやの実習内容に

「船内時計の整合」ってのが

船橋配置の役割の中に無かったっけ!?




ちなみに、やってる人間を見たことは一度もないけどね(笑)
Posted by 部長 at 2009年11月19日 23:55
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かざはや機関室の不思議。
    コメント(1)